2013年12月14日土曜日

お母さんは、かわいそうなんかじゃなかったんだ!



先日の、ナイナイアンサーをご覧になった方、いらっしゃいますか?

スリムクラブの真栄田さんと、ホリエモンが出演されていました。

心屋仁之助さんは、やりよりますねえ!

この番組の中で、スリムクラブの真栄田さんのお母さんに対する気持ちに、ぐっときました。

子供って、お母さんが幸せそうに見えないと、かわいそうだと思って、自分のせいだと自分を責めたり、自分がなんとかしなければいけない、自分が母親を幸せにしなければならない、などと色々思い込んでしまうんですよね。

私も、母がずっとかわいそうな存在で、私の人生は母を幸せにすることにほとんどを費やしてきてしまいました。結婚してからも、私は夫より母を優先してしまっていました。そんなことでは、結婚もうまくいくはずがないですね。

母は私が子供の頃から、いつも悲しそうで、ちっとも幸せそうではなく、その原因は私の父親なのでした。心屋さんのブログには、“妖怪かわいそう”というのが出てきて、それは私の母そっくりでした。

かわいそうな姿をしていて、かわいそうアピールをして、大抵母親で、大抵父親がその原因なんだそうです。

私の“妖怪かわいそう”は、苦しかった話やドロドロしたつらい話を延々と話していました。それはもう五分おきに繰り返されるくらいでしたね。

私は長女で、弟がいて、子供ながらに、母を幸せにしたい、母をよろこばせたい、そうすることで母に認められ、見捨てられないようにしたいと思い込んだんですね。ですから、とにかく私の人生、母を幸せにすること、つまり、父にできなかったことを私がしなければならなかったのです。

ですから、私は男の人のようにならなければならなかったし、母を苦しめているのは父で、父は男性の代表ですから、男の人に負けるわけにはいかないわけです。しかも、弟も頼りないのに、なぜか母は弟をとても可愛がっているから、女の子に生まれた自分がいけないのかとも思って、大人の女性になるのがとても恐怖でした。

今住んでいる家も、母のために無理をして買ったのです。泣いているところをほとんど見たことがない母が、あるとき弟にお嫁さんのことで何か言われたといって、3日間泣き続けたのを見て、私は母は私がひきとらないといけないと決めてしまったのです。

ですから、父が亡くなった後、母を引き取った訳です。そして、今度こそ、私は思う存分母を幸せにするぞと張り切ったのですが、母は何をしても、何をやっても、昔の苦しかった話をやめませんでした。

私がどんなに犠牲を払っても、私は母を幸せにすることはできなかった…。そして、私が母にかまけていた間、夫は家での居場所を失くしていました。

その苦しさで、色々勉強したのです。エニアグラムを学び、コーチングやリスニング(傾聴)の資格もとりました。エンジェルリーディングに出会い、数秘も学び、数々のセミナーやワークショップ、リーディングやカウンセリングを沢山受けました。

親子問題解決セミナーというのにも随分出席して、母との問題がパートナーシップの原因であることなども見てきましたし、母とも色々話したし、私ができることは随分やりましたね〜。

ただ、心屋さんの番組やブログを見て、今回、腑に落ちたのは、実は「母はかわいそうなんかじゃなかった、結構幸せだったんだ」ということです!

この一点は、実は私にとっては、とても大きなことでした!

母は本当に恵まれていたのに、若い頃とてもつらい思いをした、そのことを何度も何度も壊れたレコードのように、繰り返しその話をして、その時代に埋もれて、それを私は真に受けて、深刻に母をなんとかしなければならないと真剣に思って生きていました。

でも、母はそれでも私たち皆に愛され、実は不幸なんかじゃなかったじゃないかと、薄々はわかっていたのですが、はっきり気づいたんですね。ただの愚痴だったんです。それを私は真に受けてしまった。

悪役にされていた父は、亡くなる前の三年間、毎日病室で話をして、こんなにも自分と感性の似た人がいるのかと驚きました。父は、母が言っているような人とは違うみたいだなあと不思議に思いながら話をしていました。

母が幸せじゃないのに、私は母より幸せにはなれないとどこかで思ったかもしれません。

ずっと罪悪感もありました。頭ではわかっているんです。罪悪感はいらないと。でも、どこかで消えずにあるわけです。

母が本当に苦しくて不幸だったら、父と離婚できたはずですし、その場所から出たはずなのです。でも、決して母が不幸だという場所から出ようとはしなかった。つまり、居心地が良かったし、実は幸せだったんですよね。

あ〜あ、長い間、私はお母さんがかわいそうで、ずーっとお母さんを幸せにしたくて、がんばっちゃって、自分の家庭は壊れてしまってまで母のために色々やっていたなあ。

でも、心屋さんの本も読んで、お母さんは“妖怪かわいそう”だっただけで、実は結構幸せだったとわかったとき、なんだか電車の中だったのですが、ちょっと泣けましたね。

そして、ああ、もういいんだ、もう私も心置きなく幸せになっていいんだと思って、心底ほっとしたんです。

それに、母を苦しめていたのは父で、父は男の人の代表ですから、私はずっと男の人をどこかで憎んでいたかもしれません。

心屋さんのブログや本には、だめんず製造機(ダメンズメーカー)という言葉があるんですが、ダメンズを作ってしまう女性は、ほとんど「お母さんを助けたい」と思っていることがわかったそうです!

お父さんとの関係がよくパートナーシップの原因になると言われますが、お母さんなんですよね!

「お母さんを助けたい!」なんて、小さな女の子のときに、そう思っちゃったんですね。

その裏には、お父さんがお母さんを大切にしていない、つまり男の人は女の人にひどいことをする、悲しませる存在という図式ができてしまうわけです。

どこかで男性に負けたくなくて、がんばって、がんばることで認めてもらって愛されようとするということをするわけですね。でも、そうやってがんばっても、男の人は愛してはくれません。むしろ、逆でしょうね。

がんばっている女性は、回りにだめな男の人を置くことで、自分はだめじゃないと思いたい。つまり、がんばることは、男の人の力を発揮させないことになるんですね。

「俺なんていらないじゃん」となる。

私なんて、つい男の人に、私はできるアピールをしたくなるんですよね。私はこんなにできる、だから愛して…となる。これ、違うでしょ。親に認めてもらいたかったことをパートナーにするっていうね。

がんばって、彼のためにとやったあげくに、俺なんていらないでしょ、といわれて去られてしまったら、本当にがっかりですよね。そうやって、今度は自分が“妖怪かわいそう”になって、今度自分が母親になったときに、子供に同じ思いをさせて、これ無限ループじゃないですか。

がんばる方向が違っているんですね。

私は、本当にがんばって生きてきましたよ。この間なんて、過労で倒れましたもんね。それで、だいぶわかりましたけれど、なぜ、こんなにがんばっちゃうのかが…。

心屋さんの解決法はすごいですよ!

・人にやさしくしない
・人に迷惑をかけてみる
・「お母さんを捨ててもいい」って言ってみる

これはなかなかですよ!
ひょえ〜ってなります。

人に助けてもらうのが本当に下手でね。人の時間を奪い、迷惑かけて、助けてもらって、嫌な思いをさせたら、嫌われて見捨てられてしまうかも、という怖れがあるからですね。

でも、小さな子供ならともかく、見捨てられるようなことはなくて、ちゃんと愛されるっていうことですね。

長くなりましたが、「お母さんは、かわいそうなんかじゃなかったんだ!」という気づきは、薄々はわかってはいたものの、今回はっきりわかって、私はものすごく気持ちが軽くなっているんです。

もう、男の人みたいに生きなくていいんだ〜と思うし、もう幸せになっていいんだ〜とも思うし、もうがんばらなくていいんだ〜とも思う。

がんばっている女の人を沢山知っています。でも、努力の方向性が違う。そんな気がしています。

私のように、人生をかけてやっと気づくのもいいけれど、もっと早く知っていたら人生違っていたなあとも思います。

今度、20日にエンジェルリーディングのトークと練習会をしますが、その時もそんな話をできたらと思っています。

自分も「お母さんがかわいそう、お母さんを助けなきゃ」と思って生きて来たという方がいらしたら、ぜひぜひいらしてください!“妖怪かわいそう”のループから出て行きましょう。

この世にかわいそうな人なんて、実は一人もいないんだと思います。





★12月20日(金)横浜大倉山の大倉山記念館にて午後1時30分から午後5時まで、今年最後のエンジェルリーディングのトークライブをします。今回は、男性ヒーラーの阿達加寸幸くんをゲストにお迎えして、男女の違いによる恋愛結婚についてや、スピリチュアルぶっちゃけトークなどをします。リーディングも予定しています!今年最後、私たちは実は一つなのだという感覚を味わっていただけたらと思っています。詳細はこちらです!

★今年最後の天使画きれい系天使さんの1dayレッスンを12月29日(日)にします。まだ、残席2名様ありますので、暮れでお忙しいかと思いますが、よろしければどうぞ!

★12月18日(水)の水彩画、家の近くの広い場所を借りることができましたので、あと数名お申し込みいただけます!3500円(受講料+モチーフ代)になります。


★大岡山の天使・妖精グッズのお店、DearHeartさんでまた展示をさせていただきます。「天使のクリスマス展」12月5日(木)〜12月24日(火)(水曜定休)。色々な作家さんたちがクリスマスと天使にちなんだ作品を展示します。素敵なクリスマスに向けてぜひ!



*12月の予定
12/15(日)…ゆるカワ天使さん「聖なる夜に」1dayレッスン 満席になりました!
12/16(月)…きれい系天使さん via スカイプ
12/18(水)…しっかりお絵描きレッスン(水彩画・デッサン)残席2名様!
12/20(金)…エンジェルリーディング・トークライブ
12/21(土)…きれい系天使1dayレッスン 満席になりました!
12/26(木)…天使画コース via スカイプ
12/29(日)…きれい系天使1dayレッスン 残席2名様!

*1月の予定
1/4(土)…天使画コース via スカイプ
1/6(月)…天使画コース 白いふわふわの羽根 両翼の羽根 満席になりました!
1/9(木)…天使画コース 薔薇 片翼の羽根 残席2名様
1/13(月)…天使画コース ゆるカワ天使さん 残席2名様
1/15(水)…水彩画レッスン(水彩画・デッサン)
1/17(金)…和アート (テキスト講義と3分間アート)残席2名様 夜間
1/18(土)…天使画コース via スカイプ
1/20(月)…天使画コース きれい系天使さん(目を閉じた天使、横顔の天使)満席になりました!
1/23(木)…天使画コース きれい系天使さん(目を開けた天使、猫さん)満席になりました!
1/27(月)…天使画コース via スカイプ 
1/31(金)…天使画コース via スカイプ

*2月の予定
2/2(日)…1day きれい系天使(目を開けた天使) 残席2名様
2/3(月)…天使画コース via スカイプ
2/4(火)…天使画コース via スカイプ
2/5(水)…和アート (香り・レモン、自由題) 残席2名様 夜間
2/7(金)…天使画コース via スカイプ
2/10(月)…天使画コースvia スカイプ
2/13(木)…和アート (バリの街並み・ビラミッド)残席2名様 夜間
2/17(月)…天使画コースvia スカイプ
2/19(水)…水彩画レッスン
2/20(木)…天使画コースviaスカイプ
2/24(月)…天使画コースviaスカイプ
2/27(木)…天使画レッスンvia スカイプ

*3月の予定
3/10(月)…天使画コースviaスカイプ
3/17(月)…天使画コースviaスカイプ
3/25(水)…きれい系目を開けた天使・薔薇 残席2名様
3/29(土)…天使画1dayレッスン きれい系天使 残席1名様

11:30にたまプラーザ集合になります(変更の場合もあり)。その他の日にちでご希望がある場合は調整いたします。
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2 件のコメント:

  1. 親子関係も結構大変ですよね。
    うちの母は女手一つで男2人を大学まで出させたので尊敬も感謝もしているつもりなんですが・・・。
    相談事をしても答えが返ってこないので相談をしても無駄だから、と思っていたら妙に他人行儀な関係になってしまいました。
    20年近くバラバラで暮らしていると生活のリズムも違うし価値観もだいぶ変化しているので話も合わないですね。
    好きなことができているうちはいいんですが、できなくなってからでは遅いのでちゃんと話をしないといけないと思っているのですがなかなかです。

    妖怪かわいそうはよくわかりませんが、私個人で言うとやっぱり苦しかった時の方が記憶が鮮やかですね。
    うれしかった事とか楽しかったことって割と忘れているんですけどね。
    なんか脳の記憶の仕方が違うようなそんな印象です。
    一方で咽喉元過ぎれば~なんていいますけど、現在の幸せで上書きができればいいんですけどね。

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  2. しもさん コメント、ありがとうございました!また、先日は渋谷まで本当にありがとうございました!今日はwi-fiの都合でパソコンがつながらず、焦りました。さきほどつながってほっとしています。お返事が遅くなってしまって失礼しました!

    しもさんのお母様は、そうでいらしたんですね!それは大変ことだったでしょうね。本当に尊敬しますね。そして、そんなに長いこと、離れて暮らしていらっしゃるんですね。それもすごいことです。

    私も母のために色々したかったけれど、そんなにできるものではないですね。思いはあっても、自分の生活でいっぱいで、満足に何もできなかったし、人を幸せにすることなんていうのはできないんだなあと今は思っています。人の世話をしていないで、まずは自分が幸せでいることでしょうね。

    そういう点では、私は娘たちにとっては、妖怪かわいそうをやっていましたので、苦労させていたと思います。

    過去って、記憶の中にしか実はないんですもんね。忘れてしまえばいいのだろうけれど、なかなか忘れられなくて。結局、いま、ここに意識を持ってくるのが一番だねと娘と話しています。

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