時々、誰かに話を聞いてもらいたいということってありますね。人は話をしているうちに、だんだん落ち着いたり整理されたりするので、話すってとても大切なんです。本当は、木や動物に話しかけるだけでも、効果はあるのですが、やはり、相槌を打ってくれる人がいてくれたら、ありがたいですね。
今日は聞く側のお話です。
話を聞くって、ちょっとしたコツがあるのです。実は、男性は話を聞くのはあまり得意ではないと言われています。教えたい、解決してあげたいという思いが本能的に働くからです。男性の資質として、良いとか悪いではなく、そういう性質があるんですね。
女性は共感しながら他者との絆を作りコミュニティを形成しますので、コツがわかると更に上手に聞くことができるようになります。お母さんがこれを身につけると、とてもいいですよ。
この、ひたすら傾聴することを、アクティブ・リスニングといって、セラピスト、カウンセラーの方はご存知かと思います。
このリスニングは、本当にただひたすら人の話を聞くことに徹します。当然、否定をしません。そして、大事なのは肯定したり、むやみに褒めて元気づけたり、ということもしません。
相手にひたすら愛を送りながら、相手の気持ちをすくい取っていきます。具体的には、相手の言葉の語尾を少し繰り返したり、同じようなしぐさをするミラーリングのようなこともしますが、私がワークで練習したときに、皆が陥ったのは、マニュアル通りにやろうとして、相手の言葉をオウム返しにして、とても違和感のある雰囲気になってしまうことでした。
マニュアルは確かにありますが、本質は、その人が本当はご自分で解決する力があると尊重することなのです。もやもやしたものや、感情を吐き出すことで、最後に光が出てくるのです。聞き手は、ただ付き添うという意識なんですね。
だから、「私、こんなこともできなくて」と言われたら、「そんなことないよ~」というのが普通の受け答えかもしれませんが、彼女は「こんなこともできなくてつらい」と思っているので、その「つらい」という気持ちを受け止めます。
「そんなことないと思うけど、そんな感じがしているんだ~」という風に、彼女がどう感じているかを受け止めるところから始めるのです。
「そんなことないよ」「大丈夫だよ」「考えすぎだよ」などと励ましたくて言うのも良いのですが、「できなくてつらいって思っているんだね」という気持ちを聞いてあげるのが、このリスニングの特徴です。
なかなかうまくいかなくてもいいのです。こちらが、とにかく話を聞く、否定も肯定もせずに、ひたすら聞いて、気持ちを受け止めようという思いが大切です。
ただ、中には気持ちを言うのがあまり得意ではなくて、ひたすら状況だけを言う方もいらっしゃるのです。そういうときは、少し感情の言葉をこちらから出してみましょう。
そうやって聞いてもらうと、最後には不思議とその人の中の力が出てきて、問題がある場合は、解決法が出てきたり、すぐに解決しなくても、すっきりしたりします。そして、何よりも自分を受け止めてもらったという気持ちは先へ進む原動力になります。
聞く方は、決して、その方を助けようとか、解決してあげようなどと思わなくていいのです。
人にはちゃんと自分でどうにかする力があるからです。うんと聞いてあげたら、最後に自分の意見を言うことも良いでしょう。そして、美味しい物でも食べて、楽しく過ごすっていうのは、マニュアルにはないけれど、私の提案です。
沢山聞いてもらって、すっきりして、いい気分になれば、引き寄せの法則にもかないますね。
私がリーディングするときも、話をしたい方はたくさん話してくださいと言います。
私もたくさん私の話を聞いてくれる方がいて、沢山吐き出して元気になって、今があります。
これって、天使のやり方に似ているなと思うのです。ひたすら、相手を受け止めて、相手の中から光が出てくるのを寄り添って愛を送る…。
まさに、天使の仕事でしょ?
はじめまして^^
返信削除人の話を聞くお仕事。。で検索していたらこちらにたどり着きました。
ひたすら、相手を受け止めて、相手の中から光が出てくるのを寄り添って愛を送る…。
いいなぁ。。って思いました。
私も私のお話を聞いて下さったたくさんの人達がいて、たくさん吐き出して元気になって今の私がいます^^
ホントはもう少しですけれど。。
天使のお仕事。。
心に響きました^^
私もそんなお仕事ができるように日々を大切に生きたいと思います。
Tomoko Nさま
返信削除コメント、ありがとうございました!
意外とただひたすら聞いてももらうっていうことはないかもしれませんね。どうしても、皆アドバイスしてくれたりするので。でも、ただただ聞いてくもらうだけで実は自分の中から光が見えてくるんですよね。
私も、油断すると自分が話してしまったりするので、リスニングのスイッチを入れる必要のときは、スイッチオンです。
Tomokoさんもきっと光のお仕事をされるのでしょうね。
コメント、本当にありがとうございました!