2011年10月9日日曜日

男前の貴女へ

「この人、おっとこまえだなあ!」と思う女性、身近にいませんか?または、自分がそうだなあという方。

私も、よく自分は男だなあと思うことがありました。男も男、それも漢と書いて「おとこ」と読む、みたいな…。

友人でも、しっかりしていて、なんでもできて、カッコ良くて、「なんという男っぷり」とほれぼれするような人が結構います。ハンサム・ウーマンなんていう言葉もありますが、ぴったりの感じです。

今日、結構衝撃的な番組を見ました。フジテレビのザ・ノンフィクションです。5歳の時に母親に捨てられ施設で成長した青年、友和さんが母親を探し出して、やはり施設に預けられていた兄も探して、その母と暮らしていくという話なのですが、このお母さん、アルコール中毒なので、一緒に暮らしていても、警察に御厄介になったり、本当に大変なのです。

見た感じも、実年齢よりも上に見えるし、仕事もおそらくあまりできない状況だと思いますし、無銭飲食で警察に保護されたり…という方なのですが、こんなお母さんを息子さんたちは、イライラしたり精神的に追い詰められても、とても想っているのが伝わるのです。

でも、番組が進むうちに、このお母さん、どんどんひどくなっていって、私は、もう施設でお世話にならないと、息子さんたちも共倒れになってしまうんじゃないかと、ハラハラして見ていたのです。

ところが、驚きの展開が待っていました。ある日、お母さん、いなくなってしまったのです。自分が息子たちの負担になっていることもわかっていたのでしょうけれど、何も言わずいなくなったら、息子さんたちはどれほど心配したことか…。

そして、少しして、お母さんを見かけたという情報から、お母さんを見つけ出したのですが、なんだか雰囲気が変わっているのです。少しふっくらして、華やかな色の洋服を着ていて…。

なんと、ベンチかどこかで寝ているお母さんを助けた男性がいて、その男性の所で世話になっていて、更に最終的には、その男性、お母さんをとても大切にして、なんとなんと入籍まですると言ったのです。

うっそぉぉぉぉ!と思わず叫んでしまいました。はい。

まさかの展開でしたが、お母さんが幸せなら僕も幸せという息子さん。捨てられたのにけなげで本当にぐっときましたが、このお母さん、言ってみれば、何も持っていない人です。

アル中のせいで、完全に健康とはいえないでしょうし、そのせいで実年齢より上に見える印象ですし…。でも、息子さんたちにも、その男性にも、なんと愛されていることでしょうか。

このお母さんのせいで、息子さんたちは本当に苦労しているのですが、逆に生活する力もあるし、たくましく、しかも優しいのです。魂が鍛えられているなあという感じがしました。

周りの人たちは、とても大変なのですが、言ってみればダメダメの彼女を支えなきゃと、周りの男の人たちはがんばることができているようにも見えたのです。



私の知り合いの若い女性たちは、学歴もあって、とてもきれいだし、美しくなるための努力もとてもしています。このお母さんと違って、いっぱい持っています。どんどん良い条件を身に纏っています。

それに、今の女性たちは、結構何でもできますね。本当は男の人の力を借りなくても、パソコンもできるし、運転もできるし、なんでもできますよね。

更に、彼や夫の負担を減らしたいと、一生懸命働いて、助けようとしている人もいます。
そして、それができてしまうのです。

ところがですね、男の人って、そういう助けられ方って、なんだかあまり喜ばない気がするのです。

彼のお給料がいまひとつなので、自分も頑張って働いて彼を助ける…というのは、ごく自然なことなのかもしれませんが、下手をすると彼には能力がないから…ということになりかねないのです。

実は、これは私がかつてせっせとやったことなのです。彼のためになりたくて、自分ががんばって働いて彼の負担を減らせば、喜んでくれると思っていました。

そして、すっかり中身は男と化して働いて、疲れ果てて、でも、こんなに頑張っているのに、なぜ彼は喜ばないんだろう、おかしいな、とずーっとわからなかったのです。

だいぶ経って、ひとこと言わせてくれと言われた言葉は、「僕を頼ってくれなかった」というものでした。

その後で、男性の性質と女性の性質というものを、色々学んで、今はやっとあの頃の自分がやったことが、実は彼には力がないと見做していたことになるということもわかってきました。

そんなこんなで、テレビのお母さんに戻りますが、彼女は何にも持っていないし、たいしたこともできないのに、ものすごく愛されているなあということです。

私たちは、人に何かしてあげたいと思いますが、してもらうのは、結構遠慮したり心苦しかったりしますね。

与えることと受け取ること。どちらも大切なことですが、もしかしたら受け取ることの方が少しだけ難しいかもしれないなあと思っています。だから、年をとって、色々お世話をしてもらう必要が出るのは、与えてもらうということを体験しているのではないかなと思うのです。

おそらく男前な女性たちは、学校でも職場でも、できないといけなかったのではないでしょうか。自分を磨いて、色々身につけなければいけなかったのではないでしょうか。

でも、男性性、女性性という観点で見ると、女性性は受け取る性質なのです。

そして、ここが大切なのですが、受け取ったときに、うんと喜ぶことなんです。ありがとうと言って、笑顔です。

これができたら、受け取ると同時に、ものすごく相手に与えていることになるはずです。

何もできなくてもいいのかもしれせませんよ。時には助けてもらったり、手伝ってもらって、ありがとうと喜んで受け取ってみましょう。男性は、その時、自分には女性をこんなに幸せな笑顔にする力があるんだと、自分の存在価値を感じられて、幸せな気持ちになるのではないでしょうか。

リーディングを沢山させていただいて、少し気になったのは、女性特有の病気がある方は、もしかしたら、こんな風に受け取ることが下手なのかもしれません。身体の器官が、教えてくれているのかもしれません。ちょっと、見つめてみるといいかもしれないなと思うのです。

できなくても、何も持っていなくても、愛されないなんていうことはないっていうことです。むしろ、逆かもしれませんね。

できなくて、何も持っていなくて、ダメダメって、結構凄いことかもしれません。

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