2013年6月9日日曜日

玄侑宗久作『蟋蟀(こおろぎ)』の挿し絵 



毎月、挿し絵を描かせていただいている月刊「到知」の『人生を照らす言葉』(鈴木秀子著)の8月号のテーマは、玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんの「光の山」という短編集の中の「蟋蟀(こおろぎ)」です。

この作品は、東日本大震災のことをテーマにしています。これまでの文学作品と違って、非常に生々しいし、身近なので、抜粋の文章を読んでも、ずし〜んと心に重く響く力が強いのです。

玄侑宗久さんには一度お目にかかったこともあり…と言っても、私は大勢の中の一人でしたが、作家であると同時に、福島在住の僧侶でもあり、震災後の相談や遺体供養などの支援をされていたそうです。

この作品では、主人公の四十代の独身の僧侶の父親が、震災後、右廻りにくるくると回りだして、それを見た若い女性が、

「だって、四方八方に亡くなった人が、ううん、人ばかりじゃなくて、あんまりたくさんの死に囲まれた んだもの。……だからくるくる廻るんでしょう」

…という所があります。その言葉で主人公は、涙が一気にあふれ嗚咽するのです。

このエッセイをお書きになっている鈴木秀子先生はカトリックのシスターでいらっしゃるので、最後に祈りのことを書いていらっしゃいます。

シスター達というのは、いつもいつもお祈りしていて、色々な方のためにそれこそ毎日お祈りをしていらっしゃるのですが、もしかしたら誰かが自分のために自分の知らない所で祈ってくれているかもしれませんね。

私たちは深い所でつながっているということですので、ささやかな祈りでも、きっと相手の心に通じ人生に一筋の光明をもたらすと書いていらっしゃるのですが、私も本当にそうだと思うんですね。

ささやかな祈りでも、必ず祈りは聞き届けられ、伝わる…と思っています。

絵の方は、深いところで繋がっている私たちの世界を現したかったのですが、どこか希望にもつながって欲しい思いもあり、光を見上げている視点で描いてみました。


最後に、幻のリアルキティ、くうちゃんの画像を!
震災以来、ビビりにもほどがあるというくらい、ビビりになってしまって、滅多に姿を現さないので、画像で登場です!






★大岡山のDearHeartさんで、引き続き絵の販売をさせていただいています。ご興味のある方、お近くにお越しの方は、よろしかったらお立ち寄りいただけたら幸いです!

*6月の予定 
6/10(月)…振り替えレッスン
6/15(土)…振り替えレッスン
6/27(木)…天使画コース via スカイプ
(6月は、制作をしますので、レッスンは7月からになります)

*7月の予定
7/1(月)…きれい系天使ブラッシュアップ via スカイプ
7/4(木)…天使画コース via スカイプ
7/6(土)…薔薇・両翼1dayレッスン 残席1名様です。
7/7(日)…きれい系天使1dayレッスン 満席になりました!
7/12(金)…和アート準インストラクター養成講座 via スカイプ
7/19(金)…和アート準インストラクター養成講座 via スカイプ
7/22(月)…天使画コース via スカイプ
7/29(月)…天使画コース via スカイプ

11:30にたまプラーザ集合になります。その他の日にちでご希望がある場合は調整いたします。
お申し込み・お問い合わせは、minominirose@@gmail.com まで。(@ を一つ取ってお送り下さい)(※アメブロでのメッセージは、迷惑メールになって開くことができない場合がありますので、gmailの方にお願いできると助かります!)


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*薔薇曼荼羅をお描きになりたい方は、ご希望の時間を調整いたします。→☆

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*エンジェルリーディングと数秘を組み合わせたリーディングを致します。ご自分の魂の計画と、天使からのアドバイスを同時に見て行きます。→☆


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2 件のコメント:

  1. 東日本大震災のような大災害の時には、たくさんの生死のタイミング、境界線があったわけで、そこには必ず「なぜ?」という疑問が付きまといますよね。

    生き残った者も絶望的な状況から始めないといけないので相当しんどいことと思います。

    ことによると、「生き残ってしまった」という罪悪感に似た感情が生き残った喜びの感情を上回ることもあるだろうと思うんですよね。

    そういう今の状況って火の鳥の黎明編に似た状況なのかな、って思うんですよね。

    生き残った者も獣も洞窟に閉じ込められてしまっていて八方塞な感じなのかなと。

    遅々として進まない復興は、なんとか空気の流れを見つけ出して出口を見つけてもそこには断崖絶壁がそびえたっていた感じですしね。

    黎明編のラストのように断崖絶壁を登れればいいのですが。



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  2. しもさん
    コメント、ありがとうございます!
    本当に、「なぜ?」という疑問がずーっとつきまといますね。私たちには決してわからないかもしれませんが…。

    火の鳥の黎明篇は凄い物語ですね。読みながら、なんともいえない恐怖感や孤独感に襲われてドキドキしながら読みましたが、今読んだらどう思うでしょうね。絵にするのは、本当に難しかった〜(大汗)。

    そうそう、娘のブログにもコメント、ありがとうございました!しもさんのコメント、可笑しくて爆笑していましたよ!「しもさん、ナイス!」って!この間、お目にかかったときは、まさかこんなに早くブログを始めるとは私も思っていなくて、びっくりしました。沢山コメントをいただいて、励まされたようです。本当にありがとうございました!

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